森林簿コード変換 — マニュアル

使用するデータについて

森林計画図(Shapefile)の自動検出

Step 2で森林簿Excelを選択すると、同じフォルダ内から対応する森林計画図Shapefileを自動検出します。自動検出は、ファイル名が次の形式で、地域名と日付(8桁)の両方が完全一致する場合のみ行われます。

ファイル命名形式
森林簿Excel{地域名}_森林簿{日付8桁}.xlsx
森林計画図Shapefile{地域名}_計画図{日付8桁}.shp
地域名・日付が一致するShapefileが同じフォルダに見つからない場合(Excelのファイル名から日付を抽出できない場合を含む)は自動検出を行わず、手動選択に委ねます。異なる年度のShapefileを誤って自動選択しないための、安全側の挙動です。

プラグインの更新方針

出力データの扱い方

複数地域を1つのGeoPackageにまとめる運用

GeoPackageは1ファイルに複数レイヤを格納できる形式です。Step 4の出力設定で「既存のGeoPackageに新規レイヤとして追加する」を選ぶと、地域ごとに別ファイルを作らず、1つのgpkgファイルに地域ごとのレイヤとして積み増す運用ができます。レイヤ自体は地域ごとに分かれたまま保持されるため、地域単位でしか使わない運用にも、複数地域をまたいで扱いたい運用にも、どちらにも対応できます。

同名レイヤが既に存在する場合は上書き確認が出ます。誤って別地域のレイヤを上書きしないよう、レイヤ名の重複には注意してください。

変換後データとオリジナル森林簿の違い

県から提供されるのはコード値(CD)のみです。このプラグインが出力するデータは、コード値を名称列に変換して付加したものであり、テーブルのヘッダー(列名)は元の森林簿とは文字列レベルで異なります(コード列の直後に名称列が追加される、列の並びが変わる等)。変換後のデータは、あくまでこのプラグインの出力物として扱ってください。県が公開する森林簿そのものと同一の構造・仕様であるとは考えないようにしてください。

追加モード(所有者情報の結合)

所有者情報等のCSV/Excelを、既にこのプラグインで作成済みのGeoPackageへ後から結合する機能です。

結合の条件

結合対象のCSV/Excelには、以下の列が省略なく含まれている必要があります。

項目許容される列名
KEY1KEY1
整理番号(親番)整理番号_親番(正式形)または 整理番号_(DBF10バイト制限による切り詰め形)
整理番号(枝番)整理番号_枝番(正式形)または 整理番号1(DBF10バイト制限による切り詰め形)
これらの列は森林簿データの個体識別キーです。省略・改変されたデータは正しい結合先を特定できないため、条件を満たさない場合は処理を中止します(プラグイン側で推測して補完することはしません)。

氏名・住所列の判定

ヘッダー名に「登記所有者_漢字」「登記所有者_住所」がそのまま残っていればそれを優先して使用します。見つからない場合のみ、値の文字列の傾向(漢字と数字の組み合わせ等)から自動判定します。

独自情報の格納について

結合条件(KEY1・整理番号が省略なく揃っていること)さえ満たしていれば、「登記所有者_漢字」「登記所有者_住所」には任意の独自情報を同じ仕組みで結合・格納することが可能です。

上書き設定

結合先に既に値が入っている場合、「既存の所有者情報を上書きする」のチェックで、上書きするか(新しい値を優先)、保持するか(既存値を残し空欄のみ埋める)を選べます。新しい値が空欄の場合は、上書き設定に関わらず既存値をそのまま保持します(空欄で既存データを消すことはありません)。

現在のコード表について(既知の変換不足)

このプラグインが参照するコード表は、県が公開している最新版(R6森林簿コード表)です。本稿執筆時点でこれより新しい版は公開されておらず、今年度分の森林簿データにも同じR6コード表が同梱されています。

以下の列は、コード値を名称に変換できず「[不明:コード値]」と表示されることがあります。これはプラグインの不具合ではなく、県公開のコード表自体に該当する定義が無い、または限定的にしか無いためです。

列名状況
施業計画種CD R6コード表に「施業計画種」という項目自体が見当たらず、対応する表がありません。値は常に未変換(コードのまま)になります。
流域CD 広域流域CDと同じ表を参照していますが、この表は2値(富士川広域流域・天竜川広域流域)のみで、流域CDが取り得る値の範囲をカバーしていません。実質的に未変換になります。
ゾーニング機能
(木材生産・水源涵養・山地災害防止・快適環境・保健)
対応する表自体はありますが、「該当あり」の1値のみが定義されており、「該当なし」を表す値の定義がありません。該当なしの箇所(多数派)が未変換として表示されます。
コード表の不整合はプラグインで考慮しません。公開情報を優先します。照合メソッド判断の不備も考えられますが、プラグイン側で憶測により補完することはせず、県のコード表が更新された際に改めて対応します。

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